ミーレやガゲナウをビルトインした高級キッチンの仕様・デザインをリーズナブルに実現

【148】L型キッチン 無垢クラシック框扉(白)

【148】L型キッチン 無垢クラシック框扉(白)

扉材:無垢クラシック框扉
色:N-93 ベタ塗り
ステンレスシンク:N760ZW(トヨウラ)
セラミック天板:レム(デクトン)
食洗機:SMV4ZDX016(ボッシュ)
電気オーブン:H 7440 BM(ミーレ)
IHコンロ:CS-T322BFR(三菱電機)
レンジフード:SERL-EC-901(富士工業)
センサー水栓:KM6071ECM5(KVK)

マンションリノベーションに納品させていただいたオーダーキッチンです。奥様が海外の方ということもあり、海外っぽいデザイン、たとえば框デザインの扉や流れ高級感のあるクォーツ天板を希望されていましたが、パナソニックで見積をとったところ、500万円を超えてしまい、ユーロキッチンズにお声掛けいただきました。

下の画像はリノベーション前で、マンションではよくあるタイプのキッチンレイアウトです。

今回、キッチンのレイアウト(調理機器の位置、シンクの位置)はほとんど変えずに、シンク前の壁を撤去してオープンにしました。背面は少し壁の位置をずらして、海外製オーブンがビルトインできるようにしています。

L型キッチンは調理機器側が約160cmでシンク側が309cmです。調理機器側の長さは以前と変わりませんが、シンク側は元々270cm+袖壁だったものを長くしています。シンクの左側のワークスペースが大分広がったので、とても使いやすそうです。

シンク側のカウンター部分は奥行き90cmになります。対面側はダイニングになりますので、テーブルなどのサイズを考慮して90cmにしました。

背面収納は幅が125cmで奥行きは63cmになります。ミーレのビルトインオーブン以外にも電子レンジや炊飯器、トースターなどの家電も収納されています。吊戸棚の高さも揃っており、スッキリとしています。

シンクキャビネットは開き戸になっており、そこから食洗機、引き出し、コーナーキャビネットと続いています。

レンジフードからシンク側の袖壁までは吊戸棚が繋がっています。天井には段差があり幕板などで調整していますが、マンションリノベーションではよくある形状です。なお、吊戸棚の高さは窓の高さに合わせています。

調理機器側は以前とほとんど変えていません。レンジフードの高さも以前と同じで設定しています。

扉は無垢オークのクラシック框デザインです。色はN-93でベタ塗りにしていますので、パッと見ると木目はほとんど分かりませんが、うっすら見える感じです。

ハンドルはカワジュンのブラックバーハンドルをお選びいただきました。高さが低い引き出しについては扉の真ん中に、下段については框部分にハンドルを取り付けています。

開き戸部分には同じくカワジュンのツマミが付いています。スクエア形状で表面にデザインが入っており、とてもおしゃれな感じです。

ダイニング側の開き戸はプッシュラッチにして、取っ手を付けないようにしています。

キッチン天板はセラミック素材のデクトンでレムという石種になります。ステンレスシンクはトヨウラのN760ZW(幅76cm)で、トヨウラの純正アクセサリー(プレートや水切りラックなど)を使用する予定なので、シンク勝ちで取り付けています。

水栓はKVKのセンサー水栓です。今回はブラックですが、KVKには他にもカラーバリエーションがあり、選びやすいメーカーになりました。

今回はサイドパネルもデクトンのレムで製作しています。玄関からリビングに入ってきたときに、一番見えるところなので、高級感が出ました。

食洗機はボッシュの幅60cmオールドアタイプです。

もちろん、他の場所と同じ框デザインの扉材とバーハンドルを取り付けており、閉めていると食洗機があることも分かりません。バーハンドルはタオルバーとしても活用できそうです。

調理機器は三菱電機のユーロスタイルIHです。国産のIHコンロでは、最もデザインに優れている機種と言えます。魚焼きグリルが不要の方で、価格を抑えたい方にはお勧めの機種ですが、在庫状況が不安定なのは玉に瑕です。

レンジフードは富士工業製です。前幕板はキッチンと同じ框デザインのドア材を使用しています。

トールキャビネットにはミーレの電子レンジ機能つきオーブンがビルトインされています。

オーブン高さは床から96cmに設定しました。

オーブン脇にはスイングアップ扉になります。ここにはコーヒーマシーンなどを置く予定でスライドテーブルを組み合わせています。

横から見るとスイングアップ扉が約21cm前に出てきますので、注意が必要です。

今回はスイングアップ扉の高さは52cmに設定していますが、60cmになると扉が収納部分よりも少し下がってくるので、背の高いものを収納する際には有効高さに気をつけなければいけません。

こちらはリフトダウン扉になります。ユーロキッチンズでは最近、使用することになった金具ですが、フラップダウンと比べて、使用時に扉を倒したままにしなくてもよいのはメリットです。

今回は炊飯器とトースターを置くのでスライドテーブルを組み合わせています。(スライドテーブル分は通路側に出ます)

リフトダウン扉の高さは46cmになります。

トールキャビネット上段は幅60cmの開き戸キャビネットです。可動棚が取り付けられています。

シンク下は開き戸キャビネットになっており、左側に包丁差しを付けています。

幅60cmの3段引き出しです。

コーナーキャビネットにはいくつか種類がありますが、今回は調理機器側のサイズが決まっているので、一番シンプルな棚板式になっています。

ユーロキッチンズの場合、棚板を交互に取り付ける方式にしています。

ダイニング側は開き戸キャビネットです。キャビネット内に充電用の家具用コンセントを仕込んでいます。

デザインとして、少し扉を長くしています。扉下を床から50mmに設定することで、箱感が出ます。

幅75cmのコンロキャビネットは2段引き出しにしました。

幅95cmの吊戸棚です。床から151cmの高さですが、ちょうどワークスペース上部にあるので、以外に使える吊戸棚になると思います。

コーナーの吊戸棚です。こちらは、あまり使わないものを収納する場所になりそうです(汗)

レンジフード脇(IHコンロ脇)の吊戸棚です。こちらは幅30cmしかありませんが、場所的に調味料や調理器具を置くスペースになりそうです。

 
 
 

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