扉材：メラミン扉（アイカ）
色：TJN10201K
ステンレスシンク：N800CSS-P1（トヨウラ）
セラミック天板：ローレン（デクトン）
食洗機：DI 260 400（ガゲナウ）
スチームオーブン：BS 450 411（ガゲナウ）
IHコンロ：CI 282 112（ガゲナウ）
コーヒーマシーン：CVA7845（ミーレ）
同時給排フード：センターフェデリカ（アリアフィーナ）
センサー水栓：KM6071ECM5（KVK）
マンションリノベーションに納品させていただいたⅡ型キッチンです。お施主様はガゲナウを中心とした海外製機器と天板の厚みがあるアイランドキッチンを希望されており、都内のオーダーキッチンブランドを多く訪ねられた後、ユーロキッチンズにお声掛けいただきました。
ご要望通り、キッチン天板が一般的な厚みの倍である80mmに設定、さらにサイドパネルも天板素材で製作しておりますので、ボリューム感と高級感のあるアイランドキッチンになっています。
なお、一般的なⅡ型キッチンの場合、アイランドにシンクや食洗機、壁側に調理機器がレイアウトされることが多いのですが、今回は給排水配管やレンジフードのダクト経路が理由で、逆になっています。
アイランドキッチンの長さは260cmで奥行きは110cmになります。今回の現場はタワーマンションで、一般的なマンションよりも大きなエレベーターは設置されていたのですが、このサイズの天板は、さすがにエレベーターへの積載は難しく、真ん中で2分割としています。（それでも重かったですが（汗））
ダイニング側は収納ではなく、スツールが置けるようなカウンター（出幅は約30cm）になっており、バックパネルには扉と同じメラミン材を貼っています。
壁側は総長さが352cmで奥行きは65cmです。シンクと食洗機がビルトインされている天板部分は227cmで、スチームオーブンやコーヒーマシーンがビルトインされているトールキャビネット部分が125cmになります。
シンクの向こう側はパントリーに繋がっており、食材だけではなく、電子レンジや炊飯器などの調理家電、さらにワインセラーや冷凍庫なども設置されています。パントリーの壁はキッチンと同じような濃いめのグレーで仕上げられています。
壁側の天井には大きめの天井梁が通っており、トールキャビネットは梁を通すように加工しています。計画段階では、シンクの上部も吊戸棚を設置し、完全に梁を隠す事も検討していましたが、あえて何も取り付けずに、空間に余裕を持たせることにしました。
その代わり、壁面には天板と同じデクトンを貼り、さらに梁下に間接照明を埋め込む（建築工事）事で、より素敵な空間になったと思います。
なお、天板はデクトンのローレンです。アイランドの天板厚みは80mm、シンク側の天板厚みは60mmになっています。
扉材はアイカのメラミン（TJN10201K）をお選びいただきました。アイランドにはコンロキャビネットの他に調味料入れや食器を入れるための引き出しがレイアウトされています。
ステンレスシンクはトヨウラのセミオーダー板金シンク（N800CSS-P1）です。仕上げはバイブレーションで洗剤用のポケットが付いています。センサー水栓はKVKのマットブラックの水栓（KM6071ECM5）をお選びいただきました。
食洗機はガゲナウの幅60cm（DI 260 400）です。既に何回か使用されたということですが、その静粛性に驚かれていました。
食洗機にも他と同じ扉材が取り付けられています。
トールキャビネットにはガゲナウのスチームオーブン（BS 450 411）とミーレのコーヒーマシーン（CVA7845）が並んでいます。コーヒーマシーンは左吊元になりますので、左側の設置して、スチームオーブンは右吊元になっています。
ミーレのスチームオーブンにした方が、並べたときの色合いが合うかなと思いましたが、ガゲナウのスチームオーブンも魅力的で捨てがたく、この組み合わせになりました。コーヒーマシーンをグレーにしたことで、違和感なく並べることができました。（出っ張りが違うのは仕方がありません（汗））
調理機器はガゲナウのIHコンロ（CI 282 112）、同時給排フードはアリアフィーナの天井吊りタイプであるセンターフェデリカを組み合わせています。
