日本を代表する大手ハウスメーカーの新築住宅に納品したイタリアンモダンなオーダーキッチンを紹介いたします。大きなLDKスペースにオープンなペニンシュラキッチンと背面にカップボードが組み合わせられた王道のレイアウトです。
カップボードの右側には建築工事で用意されたクローゼットがあり、さらに冷蔵庫の左側にもオープンなパントリーがありますので十分な収納量があります。また、パントリーは洗面室への通路を兼用しており、とても効率的な家事動線になっています。
ペニンシュラキッチンは長さ272cmで奥行きが100cmあります。これくらい奥行きあると、コンロとシンクが設置されていてもワークスペースは十分確保できます。
また、扉の形状はハンドルレス(J型)でオフホワイト(D22-85B)の3分つやで塗装されています。
背面のカップボードは幅が183cmで真ん中がカウンターになっているレイアウトです。天板はキッチンと同じ素材を使用していますが、扉はクローゼットの扉と統一感を持たせるためにアイカのメラミン扉(TJY2012K)をお選びいただきました。言われなければ気が付かないと思いますが、いかがでしょうか?
通路幅はゆったりと100cm以上になっています。本当はもう少し狭くして、ダイニング側を広くする事も考えていたのですが、フロントオープン式の食洗機をフルに開けていても、人が通れますし、お子様と一緒に料理をするときも余裕があるので、結果として良かったという事でした。(私も勉強になりました(笑))
今回のキッチンデザインはユーロキッチンズでは、あまり見ないタイプのものになりました。グレーのタイルが貼られたアクセントウォールや木製のブラインドがうまくキッチンとなじんでいて、とても洗練された空間になっていますね。
シンクはカラーステンレスシンク(COMO-S15R)のグラニットホワイト、水栓は三菱クリンスイの浄水器兼用水栓(F914ZC)グローエモデルを組み合わせました。
天板はセラミック製でデクトンのベガという石種をお選びいただきました。アクセントウォールのグレーと良く合っていますね。
レンジフードはアリエッタのバルケッタ、ガスコンロはノーリツのファミ(幅60cm)です。
食洗機はミーレのG6620SCiステンレスになります。今回のモデルチェンジでオートオープン機能が追加されたのは嬉しいですね。
シンク下はオープンキャビネットになっており、E様がご用意されたゴミ箱が綺麗に並べられています。
コンロ下は2段の引き出しになっています。
ダイニング側は観音開きの収納になっています。少し薄めですが、奥行きが27~28cm程度の物までは入りますので、意外に重宝します。