今回は、江東区のマンションリフォームに設置させていただいたエレガントなオーダーキッチンを紹介したいと思いますが、まずは、リフォーム前の写真をご覧ください。
マンションでは定番になりますが、クローズな空間の中に濃い色のⅡ型キッチンがレイアウトされていました。(とても綺麗な状態でしたので、もったいないような感じもしましたが)
そこで、キッチン周りの壁を取っ払って、オープンなエレガントキッチンにリフォームしました。キッチン側は長さ270cm、奥行が110cmとかなり広いので、料理や配膳にもとても便利です。
背面には、冷蔵庫の脇に幅180cmで奥行が50cmのカップボードを組み合わせ、ダイニング側には奥行の狭い収納を設置し、真ん中だけをオープンなガラス棚スペースにしました。
扉の色は真っ白ではなく、少しグレーを入れて5分ツヤにすることで、落ち着いた仕上がりになるようにしました。夜に写真撮影を行わせていただくのは、初めてだったのですが、日中とは違った感じで、とても雰囲気のある写真が撮れたと思います。
お手持ちの白い家具に合わせつつも、あまりデコラティブになり過ぎない、そして、やりすぎない程度のエレガントキッチンをご要望されていましたので、ユーロキッチンズのデザインコンセプトにピッタリでした。
真ん中だけ扉を付けないで、オープンボックスにガラスの棚板を組み合わせました。ダイニング側に圧迫感が出ないようにというお施主様のアイデアです。
キッチンのリフォームと同時に、床と壁、照明なども一緒にリフォームしました。特定のリフォーム業者さんが決まっておりませんでしたので、私のお勧めのリフォーム業者さん(職人さん)をご紹介させていただきました。とてもリーズナブルで、よくやってくれますので、もし、ご要望のある方はご相談ください。
床のクッションフロアー、レンジフード脇のタイル、キッチンパネル、梁柱のクロスなどは、全てお施主様がコーディネートされました。色合いもグラデーションになっていて、全体的に見ても、全く違和感無く溶け込んでいて、センスの良い空間になっていますね。素晴らしいです。
天板はクォーツストーンのキッチンカウンター、シンクはカラーステンレス(COMO-GB)のグラニットという新色にしました。水栓はリクシルのタッチレス水栓ナビッシュ(SF-NA451SU)、浄水器は、元々使用していたものを再利用しています。
ガスコンロはノーリツのレボア(N3WM3PWASKSTE)を選びました。ワークスペースを出来るだけ広く確保するために、コンロの幅は60cmにしております。
レンジフードは、出来るだけ壁を大きく取り除いて、オープンかつカウンターがダイナミックに見えるようにしたいということで、横壁付けタイプを選びました。
おしゃれなデザインで低い天井に対応できるレンジフードは、なかなか無いのですが、サンワカンパニー(メーカーは渡辺製作所になります。)でピッタリのものが、あったので採用しました。
今回のキッチンリフォームで、奥様が一番こだわったところは、キッチンカウンターのデザインでした。一番最初はクラレの流れ模様の人工大理石天板を検討しておりましたが、いろいろ紆余曲折がありまして、最終的には、サイルストーンのステラブランコになりました。
決め手は、キラキラ光るミラーガラスが入っている事です。写真では分かりにくいのですが、特に夜になるとキラキラしていて、見ているだけでテンションが上がるそうです(笑)
キッチンとダイニングとの間に、もう少し壁を延ばそうかという案もあったのですが、クォーツ天板のボリューム感がなくなってしまうため、パイプスペースギリギリまで壁を無くしました。
背面のカップボードの天板はクォーツではなく、機能性に優れコストパフォーマンスの高いポストフォームを採用しております。電子レンジや調理家電を置いて見えなくなるようなところで、しっかりコストダウンをはかるべきだと思います。ハンドルは、ユーロキッチンズでよく使われているシルバーのクラシックハンドルを選びました。
吊戸棚にはクリスタルガラスのツマミを採用しました。
どうしても取り除く事ができないパイプスペースには、あえてデザイン性のあるクロスを選び、目立たせなくするのではなく、逆にアクセントにしたそうです。天井下がり壁のストライプとの組み合わせは、とてもおしゃれですね。