木材をあしらった北欧風の空間にエレガントなオーダーキッチンを納品しました。もともとキッチンとダイニングに分かれていたスペースを全てキッチンにリフォームし、勾配天井も相まって、とてもボリュームのあるキッチン空間になりました。
入り口側には、以前より使っていた海外製の冷蔵庫が配置されており、そこからL型キッチンを壁付けで設置しました。さらにアイランドキッチンが組み合わされています。
冷蔵庫側は175cm、窓側は467cmの長さがあります。窓側にはIHコンロとシンクが組み込まれています。ちょうど、窓前にシンクが来るようにレイアウトしました。
アイランドは190cm×100cmでゆったりとした大きさがあり、こちらにもシンクと水栓が組み込まれています。また、ミーレ食洗機もアイランド側にビルトインしました。
アイランドの反対側は観音開きキャビネットになっており、収納できるようになっています。
通路幅は100cm以上確保していますので、ゆったりと使えそうです。
面材は彫りの入ったエレガントモダンな框デザインです。色は少しグレーの入ったホワイト（N-93）の5分つやで塗装し、真鍮と白が組み合わされたアンティークハンドルを組み合わせました。
シンクはカラーステンレスシンク（COMO-S15R）のホワイト、水栓はデルタのアディソン（クロム）をお選びいただきました。また、浄水器用の水栓も用意しています。
キッチンカウンターはカルチャードクォーツのサンドエクスパンションというブラウン系の石種です。当初はホワイト系の石種も検討されていましたが、白×白では面白くないという事でサンドエクスパンションになりました。床や壁の色との相性も良く、より締まった感じになりました。
クォーツの場合、コーナーには継ぎ目が出来ますが、今回のような柄のある石種の場合は、あまり目立たないです。
アイランドにはミーレ食洗機が組み込まれています。
IHコンロはミーレのKM6201です。レンジフードはお施主様がご用意した横引きタイプです。弊社では取り扱いが無いのですが、現在ではグリーンハイキ、スリムハイキⅡなどの機種があるようです。
お施主様が特にこだわったのは壁タイルです。平田タイルでお選びいただいたタイルは数種類の模様パターンがあるものでしたが、レンジフードを中心にうまくタイルを割り当ててデザインされています。
コンロキャビネットは幅60cmの2段引き出しです。
下段には鍋が置かれています。
フライパンはコンロキャビネット脇の3段引き出しの下段に収納しました。
お施主様にご用意いただいたアクリルケースでカトラリーをうまく収納していただいています。
一番壁側には4段引き出しを設置し、高さのないお椀やお皿を収納しています。とても奇麗に収納していただいています。
引き出しの有効高さは8cm程度ですが、これだけ重ねることが出来ます。
下段の引出しは有効高さ約22cmです。少し背の高い食器などを収納しています。
アイランドの反対側の開き戸キャビネットです。有効奥行きは30cm少しありますので、意外に収納できます。
