豊田市の新築住宅に設置させていただいたイタリアンモダンなオーダーキッチンを紹介します。イタリアンモダンキッチンといっても、無垢のフローリングやベージュ系の壁タイルを使い、どこか暖かみのあるキッチン空間に仕上がっています。
リビング・ダイニングとは明確に区切られたキッチンスペースには、幅75cmのトールキャビネットを含めると、約4.5メートルにもなるL型キッチンと長さ約1.5メートル×奥行90センチのアイランドキッチンが組み合わされています。通路幅もしっかり取られており、ゆったりとした回遊性が実現できそうです。
キッチンとアイランドの通路幅は85センチで、十分な広さがありますね。
扉はすっきりとしたフラットなデザイン。海外デザインをよく知るH様からのご要望で、キッチンには柔らかいオフホワイト(D19-90Aの5分つや)、アイランドは濃いめのブラウングレー(D19-50Bの5分つや)と使い分けました。
取っ手はシンプルなステンレスのバーハンドル、吊戸棚はプッシュラッチにすることで、全体的にすっきりとした印象になりました。
冷蔵庫側は1.4メートルと大きくはありませんが、冷蔵庫から出した材料の仮置き場所として、とても有効なスペースになります。家事導線としては、材料仮置きからシンク→ワークスペース→コンロ→アイランドへの配膳となり、理想的な流れになりますね。
コーナーの吊戸棚は長さ90cmと一般的な吊戸棚よりも長めのものを使っていますので、中のものが取り出しやすいというメリットだけではなく、デザイン的にも海外のようなおしゃれな感じになります。天板から吊戸棚の下場までは約55cmと低くなっていますので、背の高い調理家電を置きたいときには注意が必要です。
シンクはCOMOのカラーステンレスで色はベージュです。デルタのタッチ水洗(アディソン 9192T-DST)と三菱クリンスイの浄水器用水栓(A601EX-ZC)が設置されています。
キッチン天板はクォーツストーンカウンター、サイルストーン(silestone)のステラブランコを選びました。ベージュ系のやさしい色合いが全体的な雰囲気にぴったり合っています。また、画像では分かりにくいですが、キラキラと光っているのが決め手になりました。最近は、このようなキラキラ系のクォーツカウンターが人気です。
人工大理石と違い、繋ぎ目を磨くことができませんので、今回のようなL型キッチンの場合は、コーナー部分にはどうしても継ぎ目の線が入ってしまいます。
ガスコンロはノーリツのレボア(幅75cm)
ガスオーブンもノーリツ製です。
食器洗浄機はミーレのG6100SCiのホワイト、扉材は弊社にて用意しております。
レンジフードは富士工業の同時給排タイプで、最近人気のオイルスマッシャー付きです。
通路の向こう側はパントリーとなっておりますが、引き戸で区切られていますので、とても使い勝手が良さそうです。
シンクの前面に大きく作られた出窓です。タイルがしっかり全面に貼られていて、とても高級感のある雰囲気になっています。奥行きも十分にあって、機能的にもデザイン的にもいろんな活用方法がありそうです。