次の2枚の画像は、まるで完成後の施工写真のようですが、実は施工前の写真です。
とても綺麗な状態で、つい、『リフォームするのがもったいないですね』と言ってしまったほどです。リフォームをする大きな理由は、キッチンの高さを90cmに高くしたいという事と食洗機を追加したいという事でした。
元々のレイアウトは壁に囲まれたコノ字型キッチンでしたが、システムキッチンでは同じレイアウトでリフォームする事は難しい事が分かったため、弊社にお声掛け頂きました。
壁に囲まれているため、全景を写真1枚に納める事はできません・・・
ここからがリフォーム後の画像になります。レイアウトは食洗機の追加に伴って、コンロ&レンジフードの位置が少し右側にずれたくらいで、ほとんど変わっていません。
その代わり、扉の色とカウンターの柄などのデザインにはこだわりました。扉の色は定番のホワイトとは少し趣が異なる色です。アイカ西新宿シュールームでいろんな色を見ていただき、モスグリーンにグレーを混ぜたような色(何色と言えばいいのでしょうか?)をお選びいただきました。アイカメラミン化粧板のK-6117KNという品番になります。
そして、クォーツカウンターにはサイルストーンの新色オーシャン・ジャスパーをお選びいただきました。グレーがベースの色合いですが、大理石と御影石が混ざったような独特の柄で少しキラキラ光る部分もあり、とても高級感がありました。
扉の色との相性もピッタリで、M様もとても喜んでいらっしゃいました。
ステンレスシンクはエクレアのS405(幅は少し小さめの65cm)、水栓はTOTOのTKWC35ESになります。
レンジフードはリンナイのTLR-3S-AP901、前幕板をキッチンと同じ扉パネルを使いました。また、ガスコンロは既存のものを再利用しました。ユーロキッチンズでは、コンロだけではなく水栓や食洗機、さらにはディスポーザーなどの再利用に対応しています。
リフォーム前の画像です。
今回、ディスポーザーは新しい機器と交換しました。
コーナー付近にはパナソニックの深型食洗機(NP-45MD7W)をビルトインしました。
元々食洗機は設置されていなかったのですが、背面には食洗機用の電源が用意されていました。もちろん、キッチンと同じ扉パネルを取り付けています。
今回はハンドルレスではなく、ステンレスのバーハンドル(カワジュン製)を取り付けています。
キッチン全体に貼られた壁タイルは平田タイルのテンサーティーの13000番(マットなホワイト)になります。扉やカウンターの色を邪魔しないように単色の白をお選びいただきました。少し大きめのサイズやマットなテクスチャーがおしゃれな感じです。
キッチンの一番奥の壁に挟まれている部分はオープンにして、ゴミ箱を置けるようにしました。
コーナーキャビネットです。今回は寸法的に制限があったため、90cm×75cmといつもよりも少し小さめのキャビネットを採用しています。
開けるとこのような感じです。
吊戸棚です。耐震ラッチとソフトクローズ、可動式の棚板は標準仕様です。扉を箱よりも5cm長くすることで取っ手が無くても開け閉めできるようになっています。また、棚下灯を隠す事が出来ます。