品川区の新築住宅に設置したエレガントモダンなオーダーキッチンをご紹介します。弊社にお声かけ頂いた段階で、お施主様には既に明確なデザインイメージがありましたので、出来るだけ忠実に再現するように努力いたしました。
お施主様が描いたイメージパースです。一般の方でここまで明確にイメージを膨らませ表現できる方はなかなかいらっしゃいません。もちろん、私も描けませんので、とてもうらやましいです。
実際に完成した画像です。いかがですか?冷蔵庫の脇の壁装飾は簡略化されていますが、それ以外は、ほぼイメージ通りになっていると思いませんか?
かなり装飾の深い扉材を使ったエレガントキッチンですが、黒の天板や壁紙、そして床材がうまく組み合わさって、あまりデコラティブになり過ぎずに、ちょうどよいバランスになっています。
レイアウトはシンプルなⅡ型です。キッチン側は長さ265cmでIHコンロとステンレスシンクが並んでいます。吊戸棚は高さ70cmで上部には飾りモールディングが組み合わされています。
背面には幅180cmのカップボードが設置されています。真ん中がカウンターになっているオーソドックスなレイアウトですが、真ん中背面部に貼られたブラックのモザイクタイルが印象的です。これはアドヴァンのフォーシーズンズ「フォグ」というモザイクタイルです。
扉材はかなりデコラティブなデザインを採用しました。取っ手はシルバー台座のクリスタルつまみを使い、全体的にすっきりとした印象です。なお、今回は天板の厚みは30mmになっています。
レンジフードもキッチンと同じ扉パネルで装飾をしています。本格的な輸入キッチンの場合、もっとレンジフード周りをデコラティブに装飾するデザインもありますが、弊社としては、これくらいでも十分ではないかと考えております。(お金も安くて済みますし(笑))
天板は黒のクォーツエンジニアリングストーンです。画像では分かりにくいですが、ガラスが入っておりキラキラしています。最近はフィオレストーンのジュエルブラックを始め、ブラックのキラキラ系の人気があります。
IHコンロはパナソニックのKZ-V373Sです。最近はラクッキンググリル搭載のモデルが人気です。コンロ前のサブウェイタイルも壁紙の色とよく調和しています。これはサンワカンパニーさんの「ブリックグロッシー ホワイト」を選択しました。
エクレアの2Dステンレスシンクです。スクエア形状でとてもスタイリッシュです。中に段が付いているので、水切りプレートなどのアクセサリーを重ねて使う事が出来ます。
水栓は三菱クリンスイの浄水器一体型F914ZCです。グローエのグースネック水栓がベースになっていて、とてもおしゃれな感じです。コストパフォーマンスも高く弊社でもよくご提案しています。
お施主様が探された照明器具です。色合いやサイズ感も合っていますね。また、吊戸棚の上にはクラウンモールディングが装飾されています。
キッチン側の吊戸棚を下から見上げた画像です。お金をかけてダウンライトを埋め込んでも良いのですが、ここはお金をかけない方法を採用しました。吊戸棚の箱に5cm程度の懐をつくり、後付けタイプのLEDライトを取り付けました。掛かったコストは照明器具代の800円(アマゾンで売っています)と乾電池代(電気配線不要)だけです。
その他、センサーで手をかざすだけで開け閉めできるゴミ箱や使わないときに畳んでおけるブラックの水切りなど、おしゃれで使いやすいキッチン用品がたくさん置いてありました。今はいろいろあるんですね~。勉強になりました。