港区のマンションリフォームで設置したフレンチカントリーなオーダーキッチンを紹介します。マンション購入時には、収納たっぷりのTOTOのⅡ型のシステムキッチン(結構きれいでした)が設置されていましたが、部屋の雰囲気や広がり感を出すために、キッチン周りだけリフォームしました。
完成してみて、T様にも大変喜んでいただき、サイズ的にも色合い的にも、全体的に可愛らしくバランスが取れたキッチンになったと自画自賛しています(笑)
当初、当ブログの他の施工例を見て、マンションのキッチンリフォームには対応していないのかな?と、少し心配されたそうですが、もちろん、そんなことはありませんので、ご安心ください。現在もいくつかのマンションのキッチンリフォーム物件に取り組んでおります。
木目がうっすら見えるホワイトの無垢オークの框付き扉材にアンティーク調のブロンズのハンドルを組み合わせました。全体的に白を基調にデザインしました。ベージュのクォーツカウンターがグラデーションとなって、何となく上品な感じに仕上がったと思います。
ビルトインガスオーブンの黒が目立っていますが、これは既存システムキッチンに組み込まれたものが、ほとんど使われていなかったので、そのまま再利用しました。もったいないですからね。今月、リフォーム予定のキッチンも既存のミーレの食器洗浄機はそのまま再利用する予定です。
天井高さが2200mmと、そんなに高くありませんし、キッチン全体のボリュームがそんなに大きくないので、吊戸棚を普段の高さよりも低い70cm・56cmのもの組み合わせたり、吊戸棚上部に取り付けるクラウンモールディング(コーニス)も使わずに、しつこくならないように気をつけました。
天板はクォーツエンジニアリングストーン(シーザーストーンのバターミルク)、シンクはCOMO(コモ社)のカラーステンレスシンクの組み合わせです。ユーロキッチンズが一番お勧めしている組み合わせになります。上品な石目模様の入ったベージュのクォーツカウンターとホワイトのステンレスシンクは良く合っています。
水栓も、これまたユーロキッチンズの定番ともいえるデルタのアディソンと言うモデルです。デルタの水栓の良さについては別の記事で紹介させていただきたいのですが、この画像を見るだけで、そのデザインの良さは感じていただけると思います。
そして、横から見ると良く分かるのですが、クォーツの天板とカラーステンレスシンクの境目もきれいに納まっています。人工大理石シンクのように完全にシームレス(接合なし)と言うわけにはいきませんが、メンテナンス上で不具合が出る事はありません。
クォーツエンジニアリングストーンは人工大理石のようにコーナーを磨いて一体化する事は出来ませんので、2枚の板を突き合わせるのですが、大きな目地が入るわけではありませんので、ほとんど継ぎ目が分かりません。(コーナーにうっすら継ぎ目の線が入っているのが分かりますか?)
レンジフードは日本最大のレンジフード専業メーカーである富士工業のホワイトのフードです。派手さはありませんが、全体のイメージを壊さずに、うまく馴染んでいます。もちろんお手入れも簡単ですし、価格もリーズナブル(5万円くらいです)横幕板は天井梁に合わせて加工しました。
ガスコンロは既存ガスオーブンと組み合わせが出来るように同じハーマン製を選択しました。コンロ前には、最近主流になってきているホワイトのサブウェイタイルを貼りました。幅150mm×高さ75mmで程よい大きさです。壁のタイルに何を選ぶかで、全体の雰囲気がガラリと変わるので、タイル選びは重要ですね。レンジフード上の飾りもおしゃれですね。
コーナーキャビネットには、回転トレーが組み込まれています。
幅30cmのボトル用キャビネットです。主に調味料などを収納するために使用されます。