今回は、新築で設置したフレンチカントリーなオーダーキッチンの紹介です。もともと、モダン系のキッチンを希望されていたU様ですが、いろいろなデザインを知るうちに輸入キッチンのデザインが気になり、お問い合わせを頂きました。キッチンに合わせて、インテリアドアやカーテンなども輸入デザインに変えたそうです。
レイアウトはアイランドキッチンと後ろのカップボードの組み合わせ。片方が壁に設置しているペニンシュラ型ではなく、本当に意味でのアイランド型は、結構スペースを取ってしまうため、とても珍しいレイアウトです。
リビング・ダイニングとつながり、家の中心という感じがします。写真右側には洗濯やお風呂などの水周りが、左側には階段とパントリー(食品庫)があり、とても楽しいレイアウトになっています。ただ、周りが全部通路になるので、キッチンのサイズには相当気を使いました。
ダイニング側から見ると、両脇には幅300mmの細い収納を設置し、真ん中だけが椅子が入るスペースにしました。アメリカのキッチンでよく見られるデザインです。パネルを扉と同じ形状にすることで、とても雰囲気が変わりますね。
後ろのカップボードは一部はトールキャビネットになっていますが、残りはカウンターだけで、吊戸棚はあえて設置しませんでした。その代わり、窓の上に建築工事で造作棚を設置しています。アイランドキッチンは幅2420mmで奥行きが1000mmあり、かなりゆったりしています。
カップボードには炊飯器を隠せるように家電収納があったり、ビルトインの電気オーブンを組み込んだり、お手持ちの電子レンジを置くスペースを用意して、調理器具はすっきりと収納できるようにしました。
天板はクォーツエンジニアリングストーン(シーザーストーンのクリームブリュレ)で、カラーステンレスシンクを選びました。うっすらとしたベージュの石目模様がとても素敵ですね。水栓はアメリカのデルタを選びました。
レンジフードはアイランド用のデザインフード。富士工業が展開するアリアフィーナブランドから、一般的なステンレスではなく、ホワイトを選びました。
一番下がAEGのビルトイン電気オーブン、中段はお手持ちの電子レンジを組み込みました。
食器洗浄機はパナソニック製ですが、他のキャビネットと同じ扉材を取り付ければ、違和感がありません。