キッチン天板は、キッチン全体のデザインや高級感に大きく影響する素材です。レイアウトによっては、扉材よりキッチン天板が目立ってしまう場合があり、とても重要な素材と言えます。
もちろん、デザインだけではなく、普段は料理するための調理スペースとして使用される部分ですので、汚れや傷付きにくさや耐熱性などの機能性も考慮しなければなりません。
オーダーキッチンの場合のキッチン天板の選択肢
システムキッチンの場合、メーカーやグレードで選べる天板の種類が決まりますが、オーダーキッチンの場合は、自由に選択することが出来ます。よく知られているのはステンレスや人工大理石カウンター、珍しいところでは天然石やメラミン、さらに木製など様々なバリエーションがあります。
さらに高級オーダーキッチンのカテゴリーで言えば、クォーツストーンとセラミックトップのキッチン天板が、現在の主流の天板素材と言えます。
クォーツストーンとは
コーリアンなどのアクリルやポリエステル等の樹脂で作られている人工大理石に対して、クォーツストーンは天然成分である石英(クォーツ)を砕いて、ポリマー樹脂で固めたものです。石英の含有率が90%以上あることで、天然石の高級感や質感を損なわずに欠点をカバーすることが出来ることが特徴です。
セラミックトップとは
セラミック材はタイルの一種ですが、焼成技術の革新で、大判化、薄型化、そして大理石模様やセメント柄などのデザインが洗練されたところが特徴の建材です。大判化したことで、目地なしの一枚物でキッチンカウンターを作れるようになったことや、歪みがほぼなくフラットに焼けるようになったことで、一気にキッチンカウンター材として普及し始めました。機能性についても、天板素材で最も重要な項目である熱、傷、汚れの全てをカバーしており、非常に優れた素材と言えます。
9割以上がクォーツストーンとセラミックトップ
以前は、高額なキッチン天板素材として、なかなか採用しづらかったものの、近年は普及が進み、手の届きやすい価格となってきていますし、リクシルやタカラスタンダード、クリナップなどの国内システムキッチンメーカーでも取り扱いされることで知名度も上がっており、私が何も説明しなくても、『キッチン天板にはクォーツストーン・セラミックトップを使いたい!』とご要望をいただく事が増えてきました。
実際にユーロキッチンズでも、施工例を見ていただくとおわかりの通り、9割以上がクォーツストーンとセラミックトップが選ばれています。
本記事では、このクォーツストーンとセラミックトップの2種類のキッチン天板素材に焦点をあてて、オーダーキッチン検討のさいに、どのような判断基準で選べば良いのか?メリットやデメリットなどの参考になる情報をお伝えしたいと思います。(ステンレスや人工大理石カウンターが駄目と言っているわけではありません。)
目次
セラミックトップとクォーツストーンメーカーの選択肢
まずは、ユーロキッチンズで、よく提案しているクォーツストーン&セラミックトップメーカーを紹介いたします。
現在、国内で流通しているクォーツストーンやセラミックトップのメーカーはかなり増えてきましたが、ユーロキッチンズでは、価格や在庫安定性、厚みや加工の問題、ブランドの継続性など複合的に判断して、以下のメーカーをよく提案しています。
もちろん、他のメーカーでも取り扱いが可能な場合もありますので、関心があるメーカーについてはお気軽にお問い合わせください。(本記事の下部で紹介いたします)
本記事は、基本的には以下のメーカーをベースにお伝えさせていただきます。
セラミックトップとクォーツストーンの選び方
ユーロキッチンズで通常、お施主様に説明しているセラミックトップとクォーツストーンの選び方について、そのプロセスをご紹介します。
(2)それぞれの価格差を把握する
(3)ショールームで実物を確認(触り心地など)
(4)機能的な違いを確認してもらう
(1)各メーカーから好みの色と柄を探す
セラミックトップとクォーツストーンを選ぶ方の一番の目的は、最大のメリットともいえる、高級感のあるデザイン、つまり色や柄、質感だと思います。人工大理石と比較して、色や模様の種類が多く、質感も高いので、キッチン全体のグレードを上げる効果があります。
今まではクォーツストーンはその名の通り、天然石のように艶があり、表面は滑らかなテクスチャーであり、セラミックトップは焼きものならではの凹凸のあるテクスチャで、マットな色合いがほとんどでしたが、最近では、マット仕上げのクォーツストーンや鏡面仕上げのセラミックトップの石種もラインナップされており、ここでの区別はあまり意味が無いと考えております。
ですので、この段階ではセラミックトップとクォーツストーンの違いについては、あえて意識をせずに、単純に好みの色や柄、触り心地を探してもらうことにしています。
上記の4メーカーだけでも、100種類程度の多種多様な色や柄がラインナップされています。人気の大理石調の流れ模様をはじめとして、最近ではコンクリート調のマットで武骨なイメージの石種も増えてきました。
表面仕上げもなめらかで清潔感がある鏡面仕上げだけではなくマット仕上げ、焼きものならではの凹凸のあるテクスチャもありますので、きっとお気に入りの石種が見つかると思います。
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国内在庫品の考え方
各メーカーともに、年度ごとに国内在庫品を設定しています。実際に日本国内に在庫されているのは、メーカー本国で販売されている石種の一部になり、年度ごとに、その需用やトレンドなどを加味して、入れ替え(新作、廃番)をしています。昨年までは国内在庫品であった石種が、今年は国内在庫はしていないという状況はあります。
ユーロキッチンズでは、基本的には国内在庫品以外の販売はしないようにしています。理由は価格が高くなることと、もしトラブルがあった際のリカバリーに時間が掛かってしまうからです。
(2)それぞれの価格差を把握する
まず、聞かれることが多いのは、クォーツストーンとセラミックトップはどっちが安いの?高いの?という質問です。数年前まではセラミックトップの方が高価ですとお答えしていたのですが、近年はそうも言えなくなりました。
以下に価格差がイメージがつきやすいように、架空の数字で並べてみましたが、見てもらうとおり、メーカーやグレードによって、ごちゃごちゃしています。また、原板1枚のサイズが違いますので、キッチンのサイズや歩留まりによって、大きく変動することがありますので、余計に判断が難しくなります。
以下の表で分かることは、価格グレードごとの価格差は思ったよりも大きくないということです。(シーザーストーンのスーパープレミアムだけが突出していますが・・・(汗))
以下の表は、あくまでも価格差の目安として見ていただいて、正確な金額については、オーダーキッチンメーカーに確認してもらうようにお願いいたします。
価格差のイメージ表
デクトン 価格ランク0(8mm) | 40万円 |
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デクトン 価格ランク1(8mm) | 43万円 |
デクトン 価格ランク0(12mm) デクトン 価格ランク2(8mm) サイルストーン 価格ランク3(スウェードは割増) | 45万円 |
デクトン 価格ランク3(8mm) サイルストーン 価格ランク4(スウェードは割増) | 48万円 |
デクトン 価格ランク1(12mm) フィオレストーン 価格ランクG1 シーザーストーン スタンダード | 50万円 |
デクトン 価格ランク2(12mm) デクトン 価格ランク4(8mm) フィオレストーン 価格ランクG2 サイルストーン 価格ランク5(スウェードは割増) | 52万円 |
デクトン 価格ランク3(12mm) フィオレストーン 価格ランクG3 シーザーストーン スペシャル サイルストーン 価格ランク6(スウェードは割増) | 55万円 |
シーザーストーン プレミアム サイルストーン 価格ランク7(スウェードは割増) | 60万円 |
デクトン 価格ランク4(12mm) | 62万円 |
フィオレストーン 価格ランクG5 シーザーストーン プレミアムプラス | 65万円 |
シーザーストーン スーパープレミアム | 90万円 |
原板サイズ&厚み
クォーツストーンとセラミックトップの価格は原板1枚あたりの価格も大きな要因ですが、原板の使用枚数も大きな要因となります。いかに枚数を減らすか?言い換えると、どれだけ無駄なく使用できるか?を考慮したプランニングを行うことで、天板コストを抑えることも可能です。
以下の表を見ると、フィオレストーンとシーザーストーン(レミアムプラス以外)よりもデクトンとサイルストーンは少しばかり大きくなっています。キッチンのレイアウトによっては、この10cm~20cmが大きく影響することもありますので、注意が必要です。
フィオレストーン | 3000mm×1400mm×厚み12mm |
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シーザーストーン | 3000mm×1400mm×厚み13mm 3300mm×1600mm×厚み13mm※プレミアムプラスのみ |
デクトン | 3150mm×1400mm×厚み12mm 3150mm×1400mm×厚み8mm※一部石種のみ |
サイルストーン | 3200mm×1550mm×厚み12mm 3000mm×1370mm×厚み12mm※一部石種のみ |
(3)ショールームで実物を確認(触り心地など)
ショールームに行くことによって、大判で実物を確認することできます。画像では分からなかった良し悪しや触り心地などを確認することで、より正確な判断が出来ます。
もし、どこに行けばよいのか、と迷うことがあれば、南青山のコセンティーノのショールームに行くことをお勧めしています。立地が良い事もありますが、クォーツストーン(サイルストーン)とセラミックトップ(デクトン)の両方が展示されており効率的だからです。
(4)クォーツストーンとセラミックトップの機能的な違い
比較をすると細かい違いはありますが、大前提として、実生活面ではほとんど変わらないと説明しています。モース硬度が違うとか、耐熱温度が違うなどはありますが、どちらにしても人工大理石と比べて優れている事は間違いないですし、鍋敷きやまな板は使用してもらうようにご案内するので、あまり意味が無いのかなと考えています。
傷への強さ・耐久性
セラミックトップはモース硬度9、クォーツストーンはモース硬度7と他の素材と比べ、高い硬度になっていますので、傷にも大変強い素材であると言えます。※天然御影石はモース硬度6、天然大理石はモース硬度3です。特にセラミックトップ紫外線で色あせることもありませんので、いつまでもきれいな状態を保ちます。ただ、デメリットにも繋がるのですが、その硬さゆえにセラミックトップの方が割れやすいとも言えます、
セラミックトップについては、まな板無しで包丁を使うことが出来ると説明されることがありますが、長くお使いいただくためにもまな板を使ってもらうようにしています。
水や汚れへの強さ
クォーツストーンは樹脂で固めることで表面の空孔をなくし収水率0.02%以下を実現しています。結果として、水や汚れの染み込みをほぼ防ぐことが出来ます。※天然御影石は収水率0.15%、天然大理石は収水率0.09%です。セラミックトップもさらに水や油の染み込みが少ないです。
耐熱性
クォーツストーンとセラミックトップもどちらも人工大理石に比べて、熱に強いといえますが、クォーツストーンはセラミックトップほど耐熱性が高くないので、高熱のものを長時間置くと変色する可能性があります。セラミックトップの方が耐熱性が高く、キッチンパネルやタイルの代わりに、コンロ前に貼ることも出来ます。
どちらにしても、熱した鍋やフライパンを天板に直接置くことは素材にとっては良いことではないので、長くお使いいただくためにも鍋敷きは使ってもらうようにしています。
クォーツストーンとセラミックトップの欠点・デメリット
人工大理石やステンレスと比較した場合の、クォーツストーンとセラミックトップのデメリットをご紹介します。
価格が高い
材料および加工費は人工大理石やステンレスカウンターと比較して、高額になります。また、割れやすく重量があるため、搬入作業が難しくなりますので、搬入費用も高くなる傾向があります。
割れやすい
素材が硬いため、搬入時に捻ったりすると割れやすいです。特にガスコンロ開口周辺の細い部分は特に注意しています。クォーツよりもセラミックの方が割れやすい傾向があります。(クォーツの方が少し粘りがあるため)また、使用時も重たい鍋などで手前の角などに強い衝撃を与えると割れたり、欠けたりする事があります。
L型キッチンの場合、継ぎ目が出る
人工大理石はL型キッチンやコノ字型キッチンの場合でも現場で磨くことで継ぎ目なしにすることが可能ですが、クォーツストーンとセラミックトップはコーナー部分に継ぎ目が出来てしまいます。また、長さが3mを超える場合も継ぎ目が出来ます。
タイルように太い目地を入れるわけではありませんので、目立つわけではありませんが、見ればうっすら線が入っているのは分かります。
シンクとの接合がシームレスにならない
ステンレスや人工大理石カウンターの場合、それぞれ同じ素材のシンクであればシームレス接合する事が可能ですが、セラミックトップについては、どのシンクを選んだとしても、シームレス接合ができませんので、シンクのとの接合部を気にされる方にとってはデメリットになります。
クォーツストーンについては、ステンレスシンクとはシームレス接合ができませんが、人工大理石シンクの場合はシームレス接合が可能になる場合があります。
補修が難しい
使用中にヒビが入ったり、欠けたりした場合、補修することは可能ですが、人工大理石カウンターなどと比べて、うまく補修できる業者が少なく、高価になる傾向があります。クォーツストーンよりもセラミックの方が補修は難しい印象です。(特にセラミックの割れ)
また、クォーツストーンにしてもセラミックトップにしても表面が鏡面仕上げの石種の場合、つや感を合わせるのは難しいようです。
硬いので食器の取り扱いには注意が必要
ステンレスや樹脂製の人工大理石カウンターと比べて表面が硬く、食器を強く置いたりすると割れてしまいますので、取り扱いには気を使います。
天然石と比べると質感が劣る
クォーツストーンにしてもセラミックトップにしても、表面の色や柄、テクスチャーは人工で製造されたものですので、天然石と比べると質感や自然な風合いに欠ける部分はあります。正直、私も含めて分からない人は分からないくらいの程度ですが、分かる人は分かります。天然石のデメリット(汚れの染み込みや割れなど)含めて、どっちをとるかだと思います。
【参考】その他のクォーツ&セラミックのメーカー
上記で紹介していないセラミックトップとクォーツストーンのメーカーの一覧(順不同)です。取り扱いが可能な場合もありますので、関心があるメーカーについてはお気軽にお問い合わせください。
セラミックトップ
ガルザス(株式会社サンゲツ)
ガルザスは天然石の美しさとダイナミックな模様を最大限に引き出したタイルコレクションです。世界の最新トレンド新商品を多数ラインアップ。豊富なデザインとシンプルで落ち着きあるデザインから圧倒的な迫力ある模様まで幅広く揃えています。
ネオリス(株式会社TAKAO)
ネオリスは、インテリア・エクステリア・家具など多目的に使用することのできる100%天然素材の大判セラミックタイルです。豊富なカラーバリエーションと仕上げの組み合わせにより、使用範囲は無限の可能性を秘め、用途に合わせて高級感やオリジナリティーを演出できます。
サイト:https://neolith.takao.co.jp/
ラミナム(ラミナムジャパン株式会社)
ラミナムは「世界初となる大判・最薄のセラミックタイルの開発・製造販売」を目的として2001年にイタリアモデナ県で設立されました。タイルの既成概念を打ち破る1000x3000mmサイズで厚さ3mmの大判タイルの製品化は約3年に渡る研究開発期間を経て特許技術の製造設備開発と共に2004年に実現しました。
スタイルメガ(関ヶ原石材株式会社)
スタイルメガは多層プリント技術を使用することで、奥行きのある、まるで本物の自然石のような見た目が再現されております。また1石種ごとに最大4つの模様パターンがあり、大理石の本場ヨーロッパならではの感性が存分に発揮された色やパターンは、高級感が漂う仕上がりとなっております。
サイト:https://www.sekistone.com/column/stonecolumn/1661/
メガスラブ(株式会社アドヴァン)
メガスラブは最大1600×3200mmのサイズに、最新のプリント技術「8 HEAD INK JET」による本物の天然石を超える柄と深みが特徴の大判タイル。大理石調、テラゾー調、セメント調、木目調、さらには天然石では表現できないような新しい柄までラインナップしています。床、壁の他にテーブルカウンターやキッチンカウンターの素材としても使用可能です。
サイト:https://www.advan.co.jp/eshop/category/K00001/megaslub/
イナルコ(吉本産業株式会社)
スぺインのトップメ一力一、イナルコは、セラミックタイルのテクスチャ一における表現力に優れ、世界が注目するメ一力一です。デザインもス夕ンダ一ドから斬新なものまで幅広く、特に繊細でナチュラルなデザインは他にはない美しさ。イ夕リアやスペインのハイブランドなキッチンメ一カ一を多く顧客に持ち、その品質・デザイン性はお墨付きです。
サイト:https://www.fabbrica-yoshimoto.com/products/874.html
マラッツィ(マラッツィ・ジャパン)
マラッツィは、セラミックタイル業界で最も有名なブランドです。1935年にサッスオーロに設立されたマラッツィ社は、この場所で何十年にも渡って成長を続け、最先端の最高級セラミックタイルを製造するトップクラスの国際的ハブとなりました。
140か国以上に存在し、高品質のセラミックタイルの代名詞として広く認識されており、インテリア装飾とデザイン部門における最高のイタリアンスタイルと製造のシンボルとなっています。
在、マラッツィ社は、ニューヨーク証券取引所に上場している世界最大のフローリングメーカー、モホーク・インダストリーズ社に属しており、デザイナー、建築家、請負業者、販売店、最終消費者からの絶大な国際的評価を享受しています。
サピエンストーン(株式会社アークテック)
イタリア大判磁器質タイルの先駆けであるフィアンドレグループで生まれたサピエンストーン。t=12mmの磁器質(セラミック)大判タイルで耐摩耗性が高く、施釉していないため表面が剥げるなどの影響がなく、石と同じようにタイルの側面(小口)も磨く事が可能です。
サイト:https://www.adf.or.jp/material/?p=2
クォーツストーン
カンブリア(株式会社アステック)
カンブリア社は、米国ミネアポリスに本社を置き、クォーツエンジニアドストーンの製造から加工・施工販売までを行っている世界のトップブランドです。日本市場へは、最新デザインを中心に25バリエーションを厳選し、様々なカンブリアスタイル をご提供しています。
サイト:https://www.ustech-jp.com/cambria.html
オキテ(松下産業株式会社)
オキテはイタリアの工場で製造される「クオーツ」「ポリエステル樹脂」「天然顔料」の3つの成分を主原料としたクォーツストーンです。その高い機能性と透明感のある特性からキッチントップやカウンター材として多く使用されており、近年では内装材として商業施設やホテル等でも使用されるようになりました。
ビコストーン(米山産業株式会社)
ビコストーンは、2002年にベトナムに設立された、アジアで初めてとなるクォーツストーン製造メーカーです。生産ラインは全て最新のイタリア製の機械と生産システムを導入しており、5つの生産ライン工場と2つの加工工場を併設しています。世界40ヵ国以上に販売しており、世界各地に50社以上の代理店があります。
サイト:https://yone.co.jp/vicostone/
クララストーン(日本辰華株式会社)
クララストーンは高品質と使い勝手の良さにこだわり自信をもっておすすめできるエンジニアリングクォーツストーンです。表面の吸水率が極端に少ないため、水分や油分の浸透が少なく細菌などの繁殖による心配から解放された清潔で維持管理のしやすい素材です。
サイト:https://nihonshinka.co.jp/colorvariation2/
キューストーン(アジアマテリアルテクノロジー)
水晶の輝きを放つ、天然石のような高級感と人工石の機能性を持つキューストーンは天然石の風合いや美しさを持ちながら、衝撃や熱にも強く、吸水率は0%、扱いやすさにも優れた新素材が、空間をラグジュアリーに演出します。
サイト:http://www.amt.vc/qstone.html
【参考】セラミックトップを選べるシステムキッチンメーカー
リクシルの高価格グレードであるリシェルSIでセラミックトップが選べるようになった事を皮切りに、セラミックトップ素材のキッチンカウンターの認知度は上がってきました。セラミックトップの機能性や質感の良さは、多くの方に知れ渡り、このセラミックトップを目当てに、リクシルのリシェルSIやクリナップのセントロなどを検討されるお客様も多いと聞いていますが、なるほど、それも納得できます。
システムキッチンメーカーの中でセラミックトップを選べるグレードをまとめてみました。オーダーキッチンとは違い、選べる石種・柄が限られていますので、参考にしていただければと思います。
リクシル リシェルSI 5色
セラミックは天板素材の中でも熱やキズ、汚れに耐久性があり、お手入れも簡単な優れた素材です。焼きものならではの繊細で味わい深いテクスチャーが人気です。
ラパートトープ、グレーズグレー、グレーズベージュ、グレーズホワイト・バサルトブラックの5色から、キッチンの雰囲気に合わせて好きな色を選ぶ事ができます。どちらかと言えば、シンプルな柄が多いように感じます。
クリナップ セントロ(9色)&ステディア(4色)
リクシルと同じようにクリナップでもデクトン社のセラミックトップの選択肢をご用意しています。デクトンはスペインのセラミックトップメーカーであり、オーダーキッチンでもよく利用されるブランドです。
標準グレードのステディアは4色から、高価格グレードのセントロはセラミックならではの素材感を引き立てるインダストリアルコレクションと天然大理石をモチーフにしたダイナミックなアースコレクション、そして、天然石を磨き上げたような上品で深みのある鏡面仕上げのストニカコレクションの3つのラインで合計9色から選ぶ事が出来ます。
ナスラック セスパ&バゼロ(3色)
クリナップと同じデクトンのセラミックトップが選べるようになっております。マットなシリウスとラオス、鏡面で大理石模様のツンドラがラインナップされています。