扉材:塗装扉
色:特注色 10分つや
シンク:N800CSS(トヨウラ)
セラミック天板:トランス(デクトン)
食洗機:DF270 400F(ガゲナウ)
電気オーブン:BO 441 412(ミーレ)
IHコンロ:EHI326CB(エレクトロラックス)
ガスコンロ:デリシア(リンナイ)
フード:センターフェデリカ(アリアフィーナ)
浄水栓:F914BK(三菱クリンスイ)
マンションリノベーションでありながら、とてもボリュームのあるオーダーキッチンは、青を基調にコーディネートされています。床のタイルも青を組み合わせ、キッチン空間全体がブルーベースでグラデーションされています。
レイアウトはペニンシュラになり、ダイニングに向けてオープンになっている部分は長さ319cmで奥行きは98cmです。この中にはシンクや食洗機、調理機器がビルトインされています。
さらに壁で見えなくなる部分に繋がっており、総長さが588cmにもなる超長いキッチンになっています。奥の方はあまり見えません(汗)
調理機器の向こう側は長さが269cmあり、吊戸棚が設けられております。こちらはリビング・ダイニングから死角になる場所でもあり、主に調理家電などが置かれる予定です。
背面には冷蔵庫や電気オーブンが組み込まれるトールキャビネットが約337cmでコーヒーメーカーなどを置くカウンターが約92cmで構成されています。
天井付近には梁が通っているため、トールキャビネット最上段については、干渉する部分を切り欠いて梁を通しています。冷蔵庫を置くスペースは将来の事も考えて、少し広めの90cmに設定しています。
奥側は主に食器や大きなものを収納するためのスペースとなっています。
フラットデザインの扉はお施主様がこだわった2種類の青色の10分つやで塗装されています。特にトールキャビネットでの色の使い分けは、とてもユーモアにあふれ、依頼があった際には、つい『大丈夫ですか?』と聞いてしまったほどです(汗)
ペニンシュラ側はベースキャビネットと吊戸棚で色を使い分けています。結果的にはイメージにピッタリの色合いになったとのことで大変喜んでいただくことができ、私もほっとしました。
セラミック素材の天板はデクトンのトランスという新しい石種をお選びいただきました。いわゆる大理石調の流れ模様では無く、少しシャープな流れ模様はとても今っぽい柄です。流れ模様の色がブルーベースになっている事が決めてだったようです。
今回はサイドパネルも同じ天板素材で製作しました。割り付けを工夫することで、流れ模様もうまく繋げる事が出来ました。
ステンレスシンクはトヨウラのハンドメイドシンクです。幅80cmでコーナーは10R、仕上げはバイブレーションにしました。浄水器一体型水栓は三菱クリンスイのF914BKです。
色は一般的なクロムでは無く、ブラックステンレスになっています。マットブラックとは違い、黒い感じが分かりにくいですが、高級感があって良い色です。
食洗機はガゲナウのオールドアタイプ(DF270 400F)をお選びいただきました。
操作パネルは全て扉上部にあります。弊社では初めて採用する食洗機でしたので、最初は開け方が分かりませんでした(汗)が、上部の真ん中を押してあげると自動で開く事が分かりました。(ガゲナウ公式サイトに動画がありました)
閉じると食洗機がある事は分かりませんね。
幅105cmのシンクキャビネットはオープンになっており、ゴミ箱を置く予定です。また、シンク付近でミキサーなどの調理家電を使用するためにシンク幕板には2口の家具調コンセントを設けています。
調理機器はメインのガスコンロはリンナイのデリシア、サブで使用するIHコンロはエレクトロラックス製のEHI326CBを組み合わせています。
他にもガゲナウやAEGなどでも同じサイズにIHコンロはありますが、今回のように連結しない場合は、もっともリーズナブルなエレクトロラックス製をご提案しています。
レンジフードはアリアフィーナのセンターフェデリカです。フェデリカシリーズは良く使いますが、テクスチャーブルーははじめて採用しました。少しマットな感じでとても良い色でした。
また、ガスコンロ前には幅90cm×高さ50cmのガラスパネルを設置しました。弊社ではご用意していないので、お施主様の方で購入していただきました。天板に固定するタイプではないので、移動やお手入れが容易です。
背面収納にはガゲナウの電気オーブンが組み込まれています。最近はスチームオーブンも人気がありますが、ドライオーブンも容量が大きく、使いやすそうです。
ペニンシュラキッチンのダイニング側は全て開き戸収納になっていますので、キッチン以外のものもたくさん収納できそうです。