資料請求を頂いたのは2018年4月でしたので、かれこれ2年半以上経過してしまいましたが、戸建リフォームに木目柄扉のオーダーキッチンを納品させていただきました。
リフォーム会社がなかなか決まらずに中断していた時期もありましたが、お施主様には長期間にわたりお付き合いいただきました。次の投稿でご紹介いたしますが、今回は1階と2階の2セットのキッチン(デザインが全く違う)をご用意させていただいており、本記事では1階のキッチンを紹介いたします。
画像を見て、『んっ!?』と思う方もいらっしゃると思いますが、お施主様は田園都市線の宮崎台で爽実会という古民家サロン&茶道のお教室を運営されており、1階はお教室用に設置されたキッチンになります。
爽実会のインスタグラムはこちらです。
https://www.instagram.com/soumikai/
壁側には長さ約350cmのI型キッチンをレイアウトし、脇の階段下のスペース(幅は約90cm)を水屋として活用しています。メインキッチンと同じカラーステンレスシンクと水栓を配置し、デザインに統一感を持たせています。
多人数での使用が多いので、通路幅も可能な限り広げました。
通路の反対側には約180cmのカップボードを組み合わせました。配膳や収納の事を考えて奥行は65cmと広く取られています。
お勝手口側には冷蔵庫が設置されています。
引き出しの中にはお茶道具がぎっしり入っています。
木目柄の扉はアイカ工業のメラミン(TJN10201K)です。床との相性もばっちりですね。吊戸棚は、明かり窓の影響もありますが、キッチン天板から約45cmと少し低めに取り付けることで収納物を出し入れしやすくしています。
シンクはカラーステンレスシンク(COMO-S15R)のメタリックです。グレー色よりも少し濃いめなのですが、天板やキッチンパネルと良く合っています。ちなみに木目の水切りラックはお施主様が大工さんに依頼して造作してもらったものです。販売されていませんのでご注意ください(笑)
水栓はグローエのミンタ(JP3693-00)、ソープディスペンサーはデルタのRP50781です。
カウンターはセラミック素材のデクトンでVERA(ヴェラ)という石種をお選びいただきました。キッチンパネルはアイカ工業のセラールから選びましたが、全く違和感のない組み合わせです。吊戸棚を境に上下で白いキッチンパネルと貼り分けているところが斬新です。
レンジフードは富士工業のADR-3A-9017のホワイト、ガスコンロはリンナイのデリシアをお選びいただきました。ゴトクはあえてステンレスにしました。
リフォームであったために、解体するまで寸法が確定せずになかなか苦労しましたが、うまく納まって安心しました。