ウォルナット系の木の感じとブルックリンスタイルのブルーグレーの壁タイルの組み合わせが格好良いフレンチカントリーなオーダーキッチンです。
最初はキッチンの扉もブルーグレーで検討しておりましたが、最終的にホワイトになりました。私的にはホワイトで正解だったと思いますが、いかがでしょうか?
レイアウトはⅡ型キッチンです。ダイニング側はシンクが設置されたペニンシュラキッチンで長さ260cmで奥行きは90cmです。
壁側にはコンロが設置されたI型キッチンで長さ353cmもあります。そして、キッチン右側にはパントリーに繋がるアーチ型の入り口があります。パントリーは小屋裏を利用しているため背が低くなっております。
少し見えにくいですが、パントリー入り口の脇には、炊飯器などの調理機器を設置する造作棚やワインセラーをビルトインするスペースが設けられています。
ペニンシュラキッチンの奥には冷蔵庫が納められていますが、この場所ならリビング・ダイニングから見えません。とても工夫された使いやすいキッチンレイアウトになっています。また、冷蔵庫の上にもキッチンと同じ吊戸棚が取り付けられています。
通路幅もゆったりと十分な広さがとられています。
コンロ側のI型キッチンはガスコンロを中心に右側は3段引き出し、左側は1段引き出し+開き戸キャビネットをレイアウトしました。なお、壁に貼られたブルーグレーのタイルはご主人様が選ばれました。
シンク側のペニンシュラキッチンです。ゴミ箱を置くためにオープンにしたシンクキャビネットやミーレ食洗機、開き戸キャビネットが並んでいます。黒いタオルバーはお施主様の方で後付けしてもらいました。
キッチンの扉材は彫が入った框デザインでDN-93という少しグレーが入ったホワイトの3分艶で塗装しました。どちらかというと艶感よりもマットな感じになります。ハンドルは全体の黒いアイアン調のデザインで、全体の雰囲気に良く合っています。
ダイニング側はシンクの前には奥行きが薄い開き戸の収納を取り付けましたが、残りはオープンにしてスツールを置けるようにしました。このように一部を収納にするのもデザイン的に良いですね。
キッチン天板はクォーツエンジニアリングストーンでカルチャードクォーツのウィスターリアという石種をお選びいただきました。少し荒々しさが感じられる柄ですが、ブルックリンスタイルの場合、綺麗目の柄よりも合っていると思います。
シンクはホワイトのカラーステンレスシンク(COMO-S15R)です。トヨウラ製のシンク(N760ZW)がベースで、幅76cm、コーナーが15Rの使いやすいスクエアシンクです。
水栓はデルタのタッチ水栓(アディソンのクロム)に浄水器として三菱クリンスイのA103ZCを組み合わせました。また、今回はデルタのソープディスペンサーを2ヶ取り付けています。
食洗機はミーレ25周年記念モデルのG4920SCiです。※販売終了モデル
ガスコンロはノーリツのS-Blink+Do(プラスドゥ)です。ミーレの食洗機とともにお施主様のこだわりの機器です。レンジフードはアリエッタのベッタです。
レンジフードの左右に取り付けられた飾り棚は建築会社様の方でご用意いただきました。とても素敵にディスプレイされており、キッチンをより格好良く見せています。
壁のコンセントの納め方も小技が効いています。
十分なキッチンスペースを確保できたので、ワークスペースも収納量もゆったりと余裕が感じられました。