今回は、横浜市の新築住宅に設置したイタリアンモダンなオーダーキッチンを紹介します。真っ白な大理石の床タイルに設置されたコノ字型のキッチンは、ベースキャビネットの扉は黒に近いブラウンの鏡面塗装で、内部ドアなどの建具の色に合わせて塗装しました。クォーツ天板と吊戸棚はホワイトにしましたので、2色のコントラストがおしゃれな感じになっています。
シンク側のカウンターは、幅2700mm×奥行が900mmと広々としたレイアウトになっており、導線的にもとても使い勝手の良いキッチンになりました。
通路の脇には幅1600mmのカップボードが設置されています。カウンタータイプとトールキャビネットタイプを組み合わせ、収納するものに合わせて使い分ける事ができます。
トールキャビネットの中段はガラス扉とガラス製の棚板を使い、見せる食器をディスプレイする予定です。写真では分かりませんが、キャビネットの背面にはアルミミラーが貼られております。
コノ字型キッチンの内部の通路幅は95cmになります。シンク側のサイドパネルには天板と同じクォーツエンジニアリングストーンを使い、高級感のあるデザインになりました。取っ手がつかないJ型のハンドルレス扉ですので、全体的にスッキリとした印象になっています。
キッチンのすぐ脇には、パウダールームに続くポケットドア（引き戸）を配置し、料理をしながら、洗濯やアイロン掛けなどの他の家事を同時並行で進められるような家事導線にしました。
ダイニング側には奥行が250mmの観音開きのキャビネットが設置されており、キッチン用品以外でも、例えば、子供の遊び道具などを収納するスペースとして使えます。
白のクォーツカウンター（カルチャードクォーツのジェントルホワイト）に、同じ白のカラーステンレスシンク、そして、デルタの水栓（アディソン）を組み合わせております。ボリューム感のあるキッチンでも、デルタの水栓はとても存在感がありますね。
レンジフードはアリエッタ（富士工業）のベッタ、ガスコンロとビルトインガスオーブンはハーマン（ノーリツ）製を採用しました。
コーナーキャビネットには円形の回転棚が設置されています。
シンクキャビネットの左側にはゴミ箱が2ヶ乗っている引き出し、右側は開き戸になっています。
幅150mmのボトルラックです。
お施主様からのご提案なのですが、吊戸棚は、あえて高さを低くして、天井からスペースを空けることによって、全体的にバランスが良くなったと思います。また勉強になりました。
