今回は茨城県つくば市の新築に設置させていただいたアメリカンカントリーなオーダーキッチンをご紹介させていただきます。カントリーキッチンと言っても、こってりとしたアンティーク系ではなく、壁にモザイクタイルをあしらい、少しモダンなテイストが含まれている野が大きな特徴です。
グリーン系のドライウォールの壁にモールディングでデザインされた折り上げ天井など、とてもこだわった輸入住宅に、使いやすいⅡ型のペニンシュラ型のレイアウトです。ダイニング側から手元が見えないように、腰壁を少し高めにしました。
扉材は無垢メープルの框付き扉でホワイトのペイント仕上げです。取っ手はブロンズのつまみとハンドルを組み合わせました。天板は奥様こだわりの天然御影石。私が良く使用するクォーツとはまた違った雰囲気です。カナダ産のカレドニアという御影石を、継ぎ目が出来ないように1枚ものでオーダーしました。
背面収納は、家電収納付きのベースキャビネットと吊戸棚の組み合わせ。御影石のカウンターとモザイクタイルもよく合っています。長めの吊戸棚は、天井から少し下げて取り付け、さらに上部にはクラウンモールディングが取り付けられており、アメリカキッチンっぽい雰囲気を出しています。
ハーマンの食器洗浄機です。あまり知られていないのですが、国産でもフロントオープン式の食器洗浄機があるんですよ。ミーレやガゲナウなどの輸入食器洗浄機はとても高価なので、ブランドにはこだわらないけど、フロントオープンにしたい方にはピッタリだと思います。画像のようにシルバーパネルと扉材を取り付けられるものがあります。幅は45cmのみですので、60cmを希望される方は輸入食器洗浄機からお選びください。
内部はステンレスのカゴでとても清潔な感じがします。トレーは2段しかないので、輸入製と比べると見劣りがしますが、10万円以上の価格差を考えると、有力な選択肢ですよね。
ガスコンロはリンナイのベリエという機種です。フレームレスのガラストップがとてもスッキリとしたデザインです。K様がベリエを選ばれた大きな理由はスモークオフという機能です。グリル庫内の後方に専用バーナーを搭載し、焼き魚などの調理時に発生した煙やニオイを高温で焼き切るそうです。そのおかげで、排気口から出る煙は、従来の81%、ニオイについては、何と99%以上もカットするようです。オープンキッチンには良いかもしれませんね。
レンジフードもスッキリとしたデザインになっており、コンロや御影石カウンター、モザイクタイルと合わせても違和感がありません。
水栓はTOTO製、シンクはステンレスのスクエアデザインのものを採用しました。アンダーシンクは天然御影石カウンターの工場で取り付けますので、接合部も綺麗に収まります。